『四季の風景』 デジタル写真館

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『生き抜く』 ~秋山郷切明・長野県栄村

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『生き抜く』 ~秋山郷切明・長野県栄村






秋山郷の切明付近の道路沿いで見たブナの木です。

太さ2、3メートルくらいはあるであろう、立派なブナでした。


秋山郷は過去、幾度もの飢饉を乗り越えて現代に至る秘境集落。

独自の方言や風俗習慣が現代でも残ると言われる、
そんな秋山郷の歴史を最もよく知っているのは、
この秋山郷に残る古木たちでしょう。


秋山郷のことは俺に聞け!
そう物語っているような、風格を感じました。













≪真夏の秋山郷へ!≫




ここでいつも通りに、
今回の旅のコンデジスナップ写真を紹介しましょう。


今回はめずらしく、志賀高原側から秋山郷入りしました。

奥志賀から、奥志賀林道→秋山林道(雑魚川林道)と、
林道を乗り継いで秋山郷最奥の切明へ抜けることができます。

ただ、一年の半分は積雪があるため、
通れるのは6月~10月までと、夏の間だけです。



さて、そんなわけでまずは上信越道で信州中野ICを目指します。

信州中野ICからは志賀高原まで、整備された国道で20キロ程度と近いです。
ただ、志賀高原をメインで撮ろうと思ったときは、
僕はいつも須坂長野東ICで降りて、南志賀の松川渓谷や山田牧場を経由して
志賀高原へ入ることが多いです。
南志賀エリアはかなり気に入っています。

けど、今回は目的は秋山郷なので、
信州中野ICで降りました。

が、ここまでが大変な渋滞だったのですよ。
お盆休み前だから空いてるだろう…
という目論みはモロに外れました。
志賀高原に着いたころには、すでに夕方前でした^^;




blog100731-P7310001

こちらは信州中野ICから志賀高原へ向かう国道です。
大空へ飛び出すような橋があって、
なかなか爽快な道です。






blog100731-P7310003

こちらは、志賀高原において。
緑が深い志賀高原でした。
マラソンブームとは関係ないでしょうが、
マラソンしている人が非常に多かったです。
それもそうでしょう。
だってこのときの志賀高原の気温は23度!!
この頃、都心部では35度近くあっただろうに・・・
10度以上の差があります!



志賀高原の奥、奥志賀を通過して、
やがて奥志賀林道へと道は繋がっていきます。





blog100731-P7310004

雰囲気だけは徐々に山奥の林道っぽくなってきます。
けど、道幅は林道のわりには広いし、
結構快適な道です。


橋があったので、ちょっと車を止めて覗いて見ました。







blog100731-P7310010

綺麗な川が流れています!
これが雑魚川です。

鈴木牧之が秋山郷を訪れたのは江戸時代後期のことですが、
当時、秋山郷切明に住む子供たちに連れられて、
この雑魚川へ来ています。
子供たちは30cmを超える尺岩魚(イワナ)をたくさん獲ったそうです。
現代ではさすがに尺イワナは雑魚川でも幻でしょうけど、
この美しさには何か予感めいたものを感じますね。

と、よく見ると、この写真の奥のほうに二人の釣り人がいます。
ちょうど橋の脇に車が止まっていたので、
いるだろうなぁ~と思って覗いてみたのです。






blog100731-P7310015

さて、林道はこのまま奥志賀林道を真っ直ぐ行くと、
カヤの平を経由して野沢温泉へ抜けます。
私は右へ折れて、秋山林道で秋山郷を目指します。

秋山林道へ入ると、奥志賀林道よりもワンランク道が悪くなります。
ところどころ落石もあるので、
秋の紅葉シーズンなど、行かれる方はくれぐれも慎重な運転で。
とは言え、林道のなかでは道は綺麗なほうです。
全面舗装ですので、秋の紅葉シーズンは高級車やマイクロバスなど、
とても林道には似合わない車もバンバン通ります。
そして秋山郷へ入ると道が細くなるので、
すれ違いが出来なくて立ち往生する車で大渋滞したりします。
秋山郷で渋滞??と思われそうですが、本当です。
それこそ、紅葉シーズンは通行規制が必要になるかもしれません。


さてさて、
秋山林道へ入ると、
ところどころ巨木が目に付くようになります。
ブナやトチなど、立派な木が多いです。
他の木はよく名前がわからんのです。。。(笑)

あとは名のない滝が道沿いにあったり、
鳥甲山の切り立った岩肌など、
なかなか風景も楽しめます。






blog100731-P7310019

秋山郷はもうすぐというところですが、
あたりはこんな山奥です。

写真はちょっと遠くが霞んでいますが、
見渡す限りの原生林の山です。

このあたりは自動車道路はまったくありません。
昔から、熊狩りのマタギと呼ばれる人々くらいしか入らないところです。
一人でいると、ちょっと恐怖心すら感じることがあるくらいです。


この先は秋山郷です。
こんなところに集落が存在すること自体、
まったく奇跡とさえ思えます。



やがて秋山郷へ入ったときに見つけた看板。







blog100731-P7310020

山菜やキノコを時期になると採っている観光客をたまに見ますが、
やはり秋山郷全域で採ってはいけないそうです。

現地の人々の生活を脅かす事態にも成りかねないので、
絶対に山菜キノコの採取は止めましょう。



切明に辿り着きました。
切明は、秘湯マニアには知られたところらしいです。
切明付近の中津川の河原の石を掘ると、
あちこちから温泉が出るそうです。
スコップで河原を掘って入る秘湯です。




blog100731-P7310022

写真左の立派な建物は、
切明の温泉宿です。
秋山郷では一番人気、かつ、一番大きな宿ではないでしょうか。
秋山郷の観光の目玉と言えるでしょう。

この温泉は江戸時代からあったようです。
熊狩りに来た秋田のマタギは、ここの温泉を拠点にしていたそうです。
鈴木牧之もマタギに話を聞くために、
切明の温泉で2泊しています。
この切明の温泉は、牧之の評価もかなり高かったのです。
「無人の佳境で命の洗濯とはまさにこのことだ」
と秋山記行に残しています。

この川に沿って上流へ行くと、やがて野反湖に出ます。
実は草津まで直線で20キロ程度しかありません。
ただ、道路がないのでその道のりは近くありませんが。
秋田のマタギはここから草津まで山道を行き、
商いに行っていたそうです。
秋山郷から草津まで行くのは、
マタギと呼ばれる熊狩り漁師だけだとのことです。
それだけ当時においても、非常に険しい道のりだったわけです。






blog100731-P7310024

切明から中津川を下流側に見た風景です。
河原に巨岩が点在していますね。
秋の紅葉では素晴らしい風景になることでしょう。




さて、切明から栃川高原、和山方面へ向かいます。
この道は秋山郷の中でも難所の一つです。
細い道で、ヘアピン連続の急勾配です。
冬は何度かスリップしている二駆の乗用車を見ました。

道路沿いは今でも深い山です。
ところどころ、立派な古木も目立ちます。
今回トップでupした写真も、このあたりで撮影したものです。

その側には、こんな湧き水もありました。







blog100731-P7310026

飲めるのでしょうが、何も書いていなかったので、
口に含んで、そして顔を洗うだけにしておきました。

これがまた最高に気持ちよかったです!
冷たい水によって、ロングドライブの疲れがスーッと消えていくようでした。




ちなみに、この上野原から和山、切明までの道のりは、
牧之が旅した江戸時代には、それはもう険しい道だったそうです。
何度も来ているという案内役の桶屋ですら道を間違え、
さらに崖下に滑り落ちてしまうという事故まであったのです。
当時59歳という年齢だった牧之にとっても辛い道だったそうです。
まさに道なき道といった感じだったのでしょう。
でもそんな大変さだけではなく、
牧之の連れの桶屋は、キノコを大量に採って持っていったそうです。
それだけ自然の恵みは豊富だったわけです。

そんな感じは、現代に行ってみても、
何となく雰囲気で感じるものがあります。
今は自動車で行けるとは言え、
あの狭路に急勾配で、あの山深さですから。







blog100731-P7310029

もういっちょ、看板。
山菜やキノコの採取はダメだそうです。




さて、旅はこのあと上野原集落で集落の様子を見た後、
見倉集落にも立ち寄りました。







blog100731-P7310045

見倉まで来ると、津南の里も近いなって感じだけど、
でも見倉集落は、秘境ムードをたっぷりと残しているところです。
ご覧のように、3軒の民家があります。



この時点で、すでに19時近い時間になっていました。
あたりは闇が近づいて、そして冷え込んできました。
真夏とは言え、夕方以降の秋山郷は冷えますね。
心地良い程度ではありますが。
ちなみに、日中でも車載温度計は26度程度でした。
夕方以降は23、24度程度でした。




実は今回の旅、秋山郷以外にもう一つ目的があったのです。
それは津南町のひまわり畑!
町がかなり力を入れている観光の目玉です。
津南町ファンとしては、絶対に見て置かないと!

けど、見倉集落で19時。
もう無理じゃん。。。

でもここで諦めないのが僕の笑っちゃうところ!
暗くなりながらも、月夜のひまわり畑ってのも面白いんじゃない?
なんて勝手に妄想しながら(笑)。
けど月なんて出ないであろうくらい曇ってるし。
それでもとりあえず行ってみる。

すると、一部分だけライトアップされてる!!
これは!と思って車を止めて、見てみる。
辺りは完全に真っ暗で、ひまわり畑の広さまでは分からなかったけど、
ライトアップされている部分だけでも十分に綺麗!
ちょうどフィルムも余っていたので、
どんな色に写るか分からないけど、とりあえず撮影。

するとアナウンスが。

「間もなく新郎新婦を乗せた車が到着するそうです」
「いったんライトを消しますので、皆さん静かに待機してください」

なんと!
ライトアップは観光用ではなく、サプライズ結婚式を行うためのものでした!
で、そのサプライズ結婚式の参加者になぜか僕が混じってしまったと。。。(^^ゞ

間もなく電気が消され・・・
辺りは闇の世界へ。

どうしよう・・・
もう逃げられない・・・

うーん、黙って帰っとけば良かったなぁ・・・
と今さらながらに後悔。

真っ暗の中、とりあえず少しずつ静かに静かに車のほうへ・・・

やがて新郎新婦を乗せた車がやってきました。
何も知らずにやってきた二人。

そしてパッ!とライトがついて、
いよいよサプライズ結婚式の始まり。
会場はすごい盛り上がってました。
皆さん感動していたようです。

地元津南のひまわり畑で結婚式。
いいもんだなぁと、せっかくなので離れたところから心の中で祝福しながら見ていました。

そして盛り上がっている会場を尻目に、
車のエンジンをかけ、ライトを付けないままそっと会場をあとにしました。

そんなわけで、ちょっとひまわり畑の場所だけ確認して帰るつもりが、
まさかのサプライズ結婚式に紛れ込んでしまい、
帰り東京へ着いたときには日付が変わっていました。


ひまわり畑はまた来年!

ちなみに、観光用にもお盆休み期間中はライトアップがあるようです。

ひまわり畑に興味がある方は、
こちらの津南町観光協会のHPをご覧ください。

津南町観光協会HP 「ひまわり広場」














(2010/08/26)

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豪雪の山間集落【秋山郷】


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