『四季の風景』 デジタル写真館

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『恵みの森の王者』 ~秋山郷見倉の大トチ・新潟県津南町

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『恵みの森の王者』 ~秋山郷見倉の大トチ・新潟県津南町





これが見倉の大トチだ!


<見倉の大トチ>

樹高 約25m
幹囲 約8.5m
推定樹齢 約500年

森の巨人たち百選に選ばれています。


秋山郷では、昔はトチの実が主食でした。
この大トチも500年という永い年月、
毎年のように実をつけ、秋山郷の人々の命の源となってきたわけですね。

幹の感じは老木の雰囲気も持ちつつも、
今なお瑞々しく元気な感じが伝わります。


そしてこんな巨木を擁する秋山の原生林は、
秋山郷の人々に豊かな恵みを捧げてきた、大切な森だったのでしょう。




-------



見倉の大トチの撮影場所は限られます。
木を根元のほうから撮影できるのはこの位置からだけです。

幹の近くまでも近寄れないだけに、
なかなか幹の太さを感じる写真は撮りにくいかな。


大トチまでの道のりは意外と荒れていて、
行くにはスニーカーではなく、トレッキングシューズがいいです。

また足元はぬかるんでいる部分や、滑る部分もあるので、
雨の日は行かないほうがいいかもしれません。

道は一部急な昇りで、足元は石や倒木も多いので、
巨木群に見惚れてばかりいないで、
足元をしっかりと見ながら歩いたほうがいいでしょう。


また、この森は本当の原生林って感じで、
でっかい蜂がぶんぶん目の前を飛んでいたり、
キモイ虫や謎のカエルが足元にいたり、
あまり観光気分では行かないほうがいいかもしれません。

足元はシダが多い茂っていて、道が分かりにくくなっている所もありますので
登山道から外れないように注意が必要です。
石にも要注意です。

でも時間的には林道から30分弱で着きますので、
軽いハイキングにはちょうどいいかもしれません。













≪初夏!爽やかな秋山郷と原生林を知る③≫





旅は結東をあとにして、
次は結東の対岸にある見倉へ行きました。

結東から見倉へは、
見倉橋という吊り橋を渡り、
山道をテクテク登ると、見倉集落に至ります。
が、今回は、いや今回も車でぐるっと回って見倉へ向かいました。

見倉集落は家が3軒、
牧之の時代と同じ位置に今でも家があるそうです。
家が3軒だから“三倉”(牧之時代は三倉という記述だった)という噂もあるけど、
秋山郷では“倉”は崖を表す漢字として使われているそうなので、
たぶん違うでしょう。
でもその通り、本当に急な崖のような山肌の途中にある小さな集落が見倉です。


今回の目的は、そんな見倉の家を見るのではなく、
大トチがある森へ入ることが目的でした。


大トチへは、東秋山林道の見倉トンネル手前の駐車場から歩いて30分弱。

でも実は今でこそ30分弱で行けますが、
この東秋山林道(舗装林道)は、実はまだ10年ほど前に出来たばかりだそうです。
それまでは、結東から見倉橋を渡り、
見倉集落を経由して、大トチ方面へ、
とても人里にある大木とは言えないような、
大トチはまったく身近な存在ではなかったそうです。
それが、この林道ができたおかげで、
30分弱で行けるようになったのです。
でも行ってみた感想として、
今でもあまり人里にある身近な大木という感じはまったくしないくらい、深い森ですが。



さて、そんなわけでいよいよ山へ入ります。
25分程度なら楽勝だろうと、カメラ機材は35ミリと645判のフルセットを担ぎました。
そしてそれにさらに重い三脚が加わります。
背負うと体がくの字になります。
でもこれが失敗でした。。。
もっと身軽に行ったほうがいいでしょう。



入口は、こんな感じです。
実は去年の初冬に、うっすら雪化粧した道を撮影しています。

『そして、冬』~秋山郷見倉・新潟県津南町~

↑の写真を見ればわかるように、
入口は非常に歩きやすく、これなら楽勝!と思ってしまいますよね


で、ここから歩き始めると、すぐに分岐があります。
右に行くと、苗場山小松原湿原方面ですが、
苗場山へ行くルートはいくつかあって、この見倉ルートは結構キツイ道だそうで、
そのためか、あまりここから登山に行く人を見たことがありません。
駐車場はいつでも一台も止まっていません。

そして分岐を左へ行くと、大トチへ行けます。
この道、歩けば歩くほど原生林の深さが体感できるような感じで、
徐々に心細くなってきます。

ってのも、今この山に入っているのは僕一人だからです。
駐車場には一台も車は止まっていませんでしたから。
ま、前述の通り車はいつも止まっていないので、
恐らく一人だろうなぁ~という覚悟は予めしていましたけどね。

でも辺りの雰囲気は、いつ熊さんとご対面してもおかしくないような雰囲気です。
少なくとも、サルやカモシカは日常的に暮らしているエリアでしょう。
鳥の鳴き声に混じって、不気味な鳴き声が聞こえてくるし、
そんな声にいちいちビビリながら進むと・・・


表れました!!
トチの巨木が!!!




blog100605mikura_oototi01-1103
(α7 + ミノルタ24-105mmF3.5-4.5(D) + RVP50)



根元から大きく三つに幹を分けています。
根元の太い部分がシダなどに隠れて分かりにくいですが、
すごい太いです。
たぶん幹囲6メートル以上はあるのではないでしょうか。
面白いのは、変なところからブナの幹が伸びています。


これが見倉の大トチかぁ???
と一瞬思いましたが、
それにしてはここは歩き始めてからまだ5分くらい。
看板も何もない。
ってことで、大トチじゃないんだなってことで、
この写真だけ収めて先を急ぎます。

これが大トチじゃないのなら、
大トチはいったいどんだけ太いんだ?
なんて期待をしながら歩きます。


この先でさらに道が分岐していました。
右へ行くと大トチと書いてあったので、迷いません。


さぁ、ここから先がツライ山道でした。

だんだん昇りが急になってきて、
登山道には石が露出していたりして、いかにも滑りそう。
道はぬかるみもあるし、こんな倒木に行く手を阻まれることも。





blog100605-P6050058
(コンデジオリンパスμにて撮影)



運動不足の体に、思いカメラバックを背負っている僕は、
急な斜面に差し掛かるたびに息が切れて・・・
辛かったです。。


でもそんな辛さばかりではありません。
ここからが見倉の原生林のオイシイところです。

ともかく巨木だらけなんですよ!




blog100605-P6050049
(コンデジオリンパスμにて撮影)


大きくYの字に枝を広げた木。
トチノキかな。





blog100605-P6050052
(コンデジオリンパスμにて撮影)


これは何の木だか分かりませんが、
そこそこ太かったです。



そしてその先に、
前回upした大きなカツラの木もあったのです。

『巨木の住む森』 ~秋山郷見倉・新潟県津南町



このほか、面倒で写真を撮っていない巨木も数本。



そしてついに見えてきました!

見えてきたときから、何となくあれが大トチか!と分かりました。
近づくと、見倉の大トチと看板だけありました。





blog100605mikura_oototi02-06
(ペンタックス645 + ペンタックスA645-75mm + RVP50)





すごい貫禄ですね。

でもホントのことを言うと、
思ったほどの感動はなかったです。
なぜかというと、ここに辿り着くまでに、
もう何本もの巨木を目にしているからです。
コイツが一番デカイ木であることは間違いないですが。


でもこの大トチがすごいということだけでなく、
この森全体としては、僕は本当に感動しました!
これだけたくさんの巨木が集中している森を初めて見ました。

この森を見たあとに、牧之の『秋山記行』を読んだのですが、
牧之たちの時代は今のような綺麗な道もなく、
大木の下をくぐったり、倒木を跨いだりしながら秋山郷を歩いたのです。

この僕が歩いた見倉の森は、
たぶん牧之が歩いたのもこんな巨木に囲まれた森だったのでしょう。

そして、秋山郷の人々は意外と結構な量の食事をしていたそうです。
それもこの巨木群を見ると納得です。

牧之の時代から生き続けているであろうこのトチノキ。
昔から秋には秋山郷の人々に実りを捧げてきたのでしょうね。
こんな豊かな原生林に囲まれていたからこそ、
秋山の人々はこんな山奥でも自給自足で暮らしていけたのですね。

ちなみに、秋山郷の人々がお米を主食にし出したのは、
第二次大戦後のことだそうです。
それまではこの大木からの実りが主食だったわけです。
でもこのトチの実というのは、玄米と同等くらいの栄養価があるそうです。
だから牧之も秋山郷の老人の長寿ぶりにビックリしたのでしょうね。



そんなわけで、意外と辛かった見倉の大トチ。

これまでは車で行ける範囲でしか秋山郷を知らなかったけど、
今回のハイキングでより秋山郷の自然の深さを知ることが出来ました。
昔の秋山の人々は、こんな深い山の中を一日中歩き回って、
食料を探して歩いたのでしょう。

そんな秋山郷の歴史を感じる上でも、
この山は知っておくべきだと感じました。

やっぱり秋山郷は自然の深さ、豊かさからじゃないと語れないのです。
この豊かな森がなければ、人々はここでは行き続けられなかったでしょうから。

そんな昔の秋山の人々の生活ぶりがより近く感じられた、
そんな今回の大栃ハイキングでした。


また、巨木を見たい方も
是非一度トレッキングシューズを履いて訪れてみることをお勧めします。
スニーカーしかない人でも、最初のトチの巨木までは5分くらいで楽に行けます。
これだけでも、十分に感動する巨木です。




そんなわけで、大トチには20分ほど撮影し、
山を下りました。

行きに比べたら帰りは圧倒的に早かったです。
15分くらいで駐車場まで降りてきたのではないでしょうか。

でも石が多いところや急な斜面では、
むしろ下りの方が気を使う場面があるので、
足元は引き続き要注意です。


面白かったのは、行きは歩くたびに出合う巨木たちにその都度感動していましたが、
さすがに最後に大トチまで見たあとですから、
帰りはどの木を見ても太い!とは感じませんでした。



最後にブナの木。

この森にはブナの木は意外と少なかったです。




blog100605-P6050063
(コンデジオリンパスμにて撮影)


これでも美人林のものよりはかなり太いです。




このあとは、もう夕方ですが、
帰りも気にせずに、上の原集落の上にある天池に向かいました。











(2010/06/27)

カテゴリー:

豪雪の山間集落【秋山郷】


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でひでひ: >>かぷちーのさん

こんにちは!!
秋山郷の周囲の森は、みなこんな森だと思います。
でもこんな原生林が多いため、エリアによって見られる木が違うのは素人目にもよくわかります。
見倉のあたりはトチノキやブナ、シラカバなどを良く見ますが、奥に行って和山のほうまで行くと美しいシラカバ林が多いです。
そして切明から先の雑魚川沿いの林道では、ブナの巨木が目を惹きます。
そんな森が美しいところでは、屋久島の魅力と似ているところもあるのかもしれません。
大自然の規模では屋久島には及ばないでしょうけど。

> でも、謎のカエルって??キモイ虫もいるのかぁ。。。

謎ってほどでもないのですけど、登山道の途中で茶色っぽいカエルを見つけたのですよ。
周りには川なんて無さそうなのに、なぜカエル??と思ってしまったのですが・・・
カエルって意外と行動範囲が広いのですかね?
キモイ虫は、ムカデ系です。
子供の頃はそうでもなかったけど、今見ると鳥肌が立ちます。

> あまり写真家に有名にならないのは、構図が限られてしまうから?

たしかに立ち位置が限られてしまうことは残念ですね。
ぐるっと一周してみたいですが、ご覧のような急斜面にあることと、木の周りまで行くと根を痛めてしまう事から仕方ないようです。
ただ木を上のほうから見ることは出来ます。
でも根元のほうが他の木で完全に見えなくなってしまうので、いまいちです。
デカイ蜂に行く手を阻まれたりもしました。
写真家にはなぜかあまり撮られていないですね。
って言うか、秋山郷自体がなぜか写真家は少ないですね。
周囲に志賀高原や松之山などの有名撮影スポットが多いからかもしれません。
秋山郷自体が写真家が少ないので、さすがにこの大トチまでは写真を撮りに行く人は少ないのでしょうね。
検索でもほとんど出てこないし、著名風景写真家の作品を見ても、秋山郷の写真はホント少ないですね。
そういえば、以前に辰野さんが秋山郷の天池で撮った写真は見たことあったな。
あ、あと紅葉の布岩の写真は結構見るかも。

> 長く生きてきた木の持つパワーとかには何か惹かれるものがあるのは

同感です。木ってやはり生きてきた年数に比例してすごいパワーを感じますね。
この大トチも老木らしい幹を持ちながらも、枝を大きく広げて大きな葉をたくさん付けているし、
それに何より幹にまだまだ艶を感じるようだったんですよ。
よくあるヨレヨレでギリギリ生きているような感じではなく、この大自然でまだまだ生きてやるぞ!くらいの若さ溢れる木、そんな印象でした。

(2010/07/03)
かぷちーの: すごいですね~、秋山郷にはこんな森があるのですね。
考えてみたら、ほとんど人の手が入ってなさそうな山に囲まれていますものね。
大栃だけじゃなく、たくさんの巨木があるようで
いやぁ、これはなんかたまらん♪って感じなのです~。
屋久島の森を思い出しつつ、行ってみたい衝動に駆られてます^^;
緑も美しいこのぐらいの時期がまた良さそうですね。
でも、謎のカエルって??キモイ虫もいるのかぁ。。。
そうですよね~。
カメラ機材フルセットに三脚、私には無理だな^^;
お疲れ様でした!
見せていただいて、ありがとうございます!
新緑がこれだけ美しいのだから、きっと秋も綺麗そうですね~。
あまり写真家に有名にならないのは、構図が限られてしまうから?
調べてみても、ほとんど出てきませんね。
でも、巨木ファンには確かにたまらないかも~。
って別に巨木ファンってわけでもないのですけど、
長く生きてきた木の持つパワーとかには何か惹かれるものがあるのは確かです。
(2010/07/01)
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